2017/05/11 公開
・カレンダー(暦)
日付・時刻の表示および操作に使用するCalendarクラスについて説明します。
ここでは、現在時刻をCalendarクラスで取得して、コンソール出力する方法を紹介します。
以下は、Calendarクラスを使って現在時刻を表示するJavaソースコードです。
CalendarSample0.java ← クリックしてダウンロードページに移動
001: import java.util.Calendar; 002: 003: public class CalendarSample0 { 004: public static void main(String[] args) { 005: // オブジェクトを取得 006: Calendar datenow = Calendar.getInstance(); 007: // 結果の表示 008: System.out.println( datenow.getTime().toString() ); 009: } 010: }
CalendarSample0を実行
C:\talavax\javasample>java CalendarSample0
実行時の年月日を表示します。
CalendarSample0.javaの出力結果の例
Mon May 22 09:53:47 JST 2017
この結果は、半角のスペース区切りで以下の順番で出力されています。
曜日 月 日 時刻 標準時 年
この出力例の
”Mon May 22 09:53:47 JST 2017”
を分かりやすく日本語にすると
"月曜日 5月 22日 9時53分47秒 日本標準時 2017年"
となります。
まとめると、
"2017年5月22日 月曜日 9時53分47秒(日本時間)"
です。
月、曜日、標準時の省略形の英語はこちらを参考にしてください。「英語省略形」
それでは、このソースコードを上から順番に解説していきます。
001: import java.util.Calendar;
「java.util」パッケージにあるCalendarクラスを使うための記述です。 この記述により、Calenderクラスが利用できるようになります。
003: public class CalendarSample0 {
クラス名を、CalendarSample0としています。
004: public static void main(String[] args) {
このmainメソッドからプログラムを実行します。
005: // オブジェクトを取得 006: Calendar datenow = Calendar.getInstance();
デフォルトのロケール、タイムゾーンを持つCalendarオブジェクトdatenowを生成します。
Calendar.getInstanceメソッド
■デフォルトのタイムゾーンおよびロケールを使用してカレンダを取得 パラメータ なし 戻り値 デフォルトロケールを持つデフォルトタイムゾーンの現在時刻に基づいたCalendar
007: // 結果の表示 008: System.out.println( datenow.getTime().toString() );
CalendarクラスのgetTimeメソッドで、現在の時刻を取得した結果を表示しています。取得した時刻をtoString()で文字列に変化し、printlnでコンソールに出力しています。
Calendar.getTimeメソッド
■カレンダーから現在の時刻をDateオブジェクトとして取得 パラメータ なし 戻り値 現在時刻のDateオブジェクト
現在の時刻の情報を、各要素(年、月、日、時、分、秒、曜日)毎に取得する方法は、こちらを参照してください。「カレンダー(暦) その2」
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