平行四辺形の面積計算

はじめに

底辺と高さから平行四辺形の面積を計算するプログラムを解説します。

平行四辺形の面積は、（底辺×高さ）で計算できます。

$平行四辺形の面積計算$

下図のように、平行四辺形の右側の破線の領域を切り取って、左側に貼ると形が長方形になります。よって面積は（底辺×高さ）で計算できます。

$平行四辺形の面積計算の解説$

Javaソースコード

ここでは、キーボードから底辺と高さを入力して、平行四辺形の面積を表示するプログラムを紹介します。

AreaofParallelogram1.java

ダウンロード

import java.util.Scanner;

public class AreaofParallelogram1 {
	public static void main( String[] args ) {
		double base;	// 底辺
		double height;	// 高さ
		double area;	// 面積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 底辺の入力
	        System.out.print( "底辺：" );
		base = scanner.nextDouble();

		// 高さの入力
	        System.out.print( "高さ：" );
		height = scanner.nextDouble();

		// 平行四辺形の面積計算 (底辺×高さ)
		area = base * height;

		// 平行四辺形の面積を表示
		System.out.println( "平行四辺形の面積：" + area );
	}
}

コンパイルソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofParallelogram1.java

コンパイルソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofParallelogram1.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofParallelogram1

底辺に7、高さに5をキーボードから入力して平行四辺形の面積を計算した結果です。

出力結果

底辺：7
高さ：5
平行四辺形の面積：35.0

ここからは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

import java.util.Scanner;

Javaのクラスライブラリの中から「java.util.Scanner」というパッケージにあるクラスを、このプログラム内で使うために記述します。この記述により、Scannerクラスが利用できるようになります。これでキーボードから値の入力が行えるようになります。

public class AreaofParallelogram1 {

クラス名を、AreaofParallelogram1としています。

	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

005
006
007

		double base;	// 底辺
		double height;	// 高さ
		double area;	// 面積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

009
010

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

012
013
014

		// 底辺の入力
	        System.out.print( "底辺：" );
		base = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した底辺の値をdouble型の変数baseに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

016
017
018

		// 高さの入力
	        System.out.print( "高さ：" );
		height = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した高さの値をdouble型の変数heightに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

020
021

		// 平行四辺形の面積計算 (底辺×高さ)
		area = base * height;

平行四辺形の面積計算した値をdouble型の変数areaに代入しています。

023
024

		// 平行四辺形の面積を表示
		System.out.println( "平行四辺形の面積：" + area );

平行四辺形の面積計算を表示しています。

Javaソースコード - 面積計算をメソッド化

次に、平行四辺形の面積を計算する処理をメソッドにしたJava ソースコードを紹介します。

AreaofParallelogram2.java

ダウンロード

import java.util.Scanner;

public class AreaofParallelogram2 {
	// 平行四辺形の面積を求めるメソッド
	// base : 底辺
	// height : 高さ
	public static double calc_AreaofParallelogram( double base, double height )
	{
		double area;

		// (底辺×高さ)
		area = base * height;

		return area;
	}


	// メイン
	public static void main( String[] args ) {
		double base;	// 底辺
		double height;	// 高さ
		double area;	// 面積

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

		// 底辺の入力
	        System.out.print( "底辺：" );
		base = scanner.nextDouble();

		// 高さの入力
	        System.out.print( "高さ：" );
		height = scanner.nextDouble();

		// メソッドを呼んで平行四辺形の面積計算
		area = calc_AreaofParallelogram( base, height );

		// 平行四辺形の面積を表示
		System.out.println( "平行四辺形の面積：" + area );
	}
}

コンパイルソースコードが「ANSI」の場合

C:\talavax\javasample>javac -encoding sjis AreaofParallelogram2.java

コンパイルソースコードが「UTF-8」の場合

C:\talavax\javasample>javac AreaofParallelogram2.java

実行

C:\talavax\javasample>java AreaofParallelogram2

底辺に7、高さに5をキーボードから入力して平行四辺形の面積を計算した結果です。

出力結果

底辺：7
高さ：5
平行四辺形の面積：35.0

出力結果は、AreaofParallelogram1.javaと同じです。

それでは、このソースコードを上から順番に解説していきます。

import java.util.Scanner;

public class AreaofParallelogram2 {

クラス名を、AreaofParallelogram2としています。

	// 平行四辺形の面積を求めるメソッド
	// base : 底辺
	// height : 高さ
	public static double calc_AreaofParallelogram( double base, double height )
	{
		double area;

		// (底辺×高さ)
		area = base * height;

		return area;
	}

引数とした与えられた底辺(base)と高さ(height)で平行四辺形の面積を計算して戻すメソッドです。

018
019

	// メイン
	public static void main( String[] args ) {

このmainメソッドからプログラムを実行します。

020
021
022

		double base;	// 底辺
		double height;	// 高さ
		double area;	// 面積

このプログラムで使う変数を宣言しています。

024
025

		// キーボード入力
		Scanner scanner = new Scanner(System.in);

Scannerクラスを作成しています。

027
028
029

		// 底辺の入力
	        System.out.print( "底辺：" );
		base = scanner.nextDouble();

キーボードから入力した底辺の値をdouble型の変数baseに代入します。入力した値が数値で無い場合、エラーを表示してプログラムを強制終了します。

031
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033

		// 高さの入力
	        System.out.print( "高さ：" );
		height = scanner.nextDouble();

035
036

		// メソッドを呼んで平行四辺形の面積計算
		area = calc_AreaofParallelogram( base, height );

平行四辺形の面積計算した値をdouble型の変数areaに代入しています。

038
039

		// 平行四辺形の面積を表示
		System.out.println( "平行四辺形の面積：" + area );

平行四辺形の面積計算を表示しています。

以上です。

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